シンガポールホーカーマニア|新嘉坡熟食中心狂

実食済!シンガポールローカルフードについて語ります。

■ はじめまして。ドーサの洗礼

■ はじめまして。ドーサの洗礼

 シンガポール料理を仕事にしているため、日々研究にいそしんでいるが、どうも中国系やマレー系に研究対象が偏りがちでインド系料理の知識レベルが低い…。ということで、インド系市場であるテッカセンターのホーカーへ。

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≪施設情報≫ 

Tekka Centre

Bukit Timah Rd Singapore

■はじめましてのドーサ

今回のお目当ての1つは、ドーサ。画像検索するとでてくる、でてくる、インスタ映え抜群のとんがりコーン型やお皿からはみだしにはみだしている円柱型のドーサ。名前もボスキャラのような響きのドーサ。フォルムがコンテンツ映えするドーサ。 

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 テッカセンターに着くと、ドリンク班と料理班に分かれてお店へオーダー。同行した後輩スタッフに「ドーサ注文してね!」と指示して、私はドリンクのお店でドリンクを注文して席で待つ。

私:「え???イメージと違うんだけど???のぺっとしちゃってて。」

後輩スタッフ「ドーサです!マサラドーサです!」

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中にはカレー風味のすりつぶしたジャガイモが。レペゼン南インドのドーサから「なめんなよ」と言わんばかりの痛い洗礼。ドーサには、中身、形、粉などの仕様により様々なバリエーションがある。

ドーサは、南インドクレープ様の料理である。

とウラッド・ダール(皮を取って二つに割ったケツルアズキダール)を吸水させてからペースト状にすりつぶし、泡が立つまで発酵させた生地を熱した鉄板の上でクレープのように薄く伸ばして焼く。

ジャガイモなどを香辛料と炒め煮にしたものをドーサでくるんだマサラ・ドーサ英語版、焼く過程で伸ばした生地の焼けていない部分を削り取って薄く焼いたペーパー・ドーサ、生地に小麦粉全粒粉を加えたゴドゥマイ・ドーサ、セモリナを加えたラヴァ・ドーサ英語版シコクビエ粉を加えたラギ・ドーサ、茹でてつぶしたジャガイモを加えたウルライキジャング・ドーサ、ジャガリー英語版黒砂糖)を加えた甘いヴェッラ・ドーサなど、様々なバリエーションがある。

ココナッツトマトなどの塩味のチャツネサンバールと一緒に食べることが多い。南インドでは朝食や昼食のメニューとして人気がある。スリランカではトーサイと呼ばれ、特にタミル人の間で人気がある。(wikipediaより)

 形は、とんがりコーン型(円錐型)をギーロースト、円柱型をペーパーローストと呼ぶとのことだが、周囲の聞取り調査によると、みんな呼び名が異なるので、今後要審議。

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ちなみに味はぱりぱりのクレープ生地にマサラで炒めた本格インドスパイスのポテト(やわらかめ)が くるまっている。お店においてあるカレー、ヨーグルトソースをつけて食す。うん。美味しいのだけど、フォルムに期待値が高くて拍子抜け。帰り際にお店の看板を見ているとそこにはとんがりコーン型のドーサの写真が…。こっちを食べたかった…。

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 ■おひさしぶりのビリヤニ

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 せっかく来たのでビリヤニも。ビリヤニはお米(バスマティライスという細長いお米)とスパイス(クミン・カルダモン・シナモン・グローブなど)を何層にも重ねて炊き上げた手間暇かけたインド・パキスタンのお米料理。簡易的ビリヤニは炒飯のようにスパイスとお米を炒めて提供するところもあるよう。最近、日本でも雑誌などにビリヤニが掲載されていたり、徐々に認知度・人気がでてきています。