■ プラナカンな世界
■美麗なるプラナカンビーズ刺繍の世界が【銀座】で開催
4月25日(水)~29日(日)まで、銀座レトロギャラリーMUSEEで「美麗なるプラナカンビーズ刺繍の世界」が始まります。プラナカンビーズの刺繍は本当に細かくて彩り豊かでこの時代に見ても、思わずため息がでてしまう程、とても美しいです…。日本でも見られるなんて楽しみです。
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美麗なるプラナカンビーズ刺繍の世界〜世界最小ビーズで紡ぐ、プラナカン伝統文化〜 | 銀座レトロギャラリーMUSEE|GINZA-MUSEE_KawasakiBrandDesign
シンガポールに行ったら、プラナカンミュージアムを訪れてほしいです。近年注目されているプラナカンの鮮やかな芸術品や陶器が多数展示されています。プラナカンというのは、マレー語やインドネシア語において、「プラナカン」という単語は「子孫/末裔」を意味します。
プラナカンとは欧米列強による統治下にあった(現在のマレーシアを中心とする)東南アジアの各地域(ヌサンタラ)に、15世紀後半から数世紀にわたって移住してきたマレーシアに根付いた主に中華系移民の末裔を指す。 別の言葉として、中国人と他の民族との混血を指すババ・ニョニャ(インドネシア語: Peranakan, 普通話: 峇峇娘惹, 福建語: Bā-bā Niû-liá)がある。ただし、マラッカ地方に限ってババ・ニョニャではなくニョニャ・ババと順序逆に自称する。なお、ニョニャは「女性」、ババは「男性」の場合である。
どれもとても彩り豊かで細部まで精巧に作られていています。
あまりの不器用さで中学生の家庭科の授業で、裁縫は人生の中でボタン付とまつり縫いだけで生きていこうと固く決意した私にとって、驚くほど精巧にできている絨毯や小さなビーズで作られた髪飾りに畏敬の念を抱かざる負えません。同じ人間が作ったとは思えない…。
このプラナカンミュージアムはプラナカンの歴史から宗教・食・生活・婚礼の儀式などを芸術品や食器類などと共に展示されています。
≪施設情報≫
39 Armenian St, Singapore 179941
プラナカンミュージアムに行ったら、プラナカンの空気感をそのまま感じながら隣接しているプラナカン料理レストラン「True Blue」へ行くのがベスト。
入口どこ?となる程の生い茂ったグリーンを抜けると…
扉が。
店内はレストランというより、プラナカンの一軒家に招かれたかのような温かみのあるつくりになっています。スタッフさんも料理の事をとてもとても親切に教えてくれました。
Achar アチャ(シンガポール風ピクルス)とKeropok Udang ケロポック ウダン(エビセン)。
Lemo Bali(Pomelo) レモ バリ(ポメロサラダ)。
ポメロはサイズが大きいグレープフルーツ。すっぱ甘いポメロと砕いたピーナッツのサラダが爽やかで美味。
Kueh Pie Tee クエパイティ。
じゃがいもでつくったカップに、にんじん、かぶなどを少し甘く煮た野菜や海老を入れ、チリソースをかけて食べます。厚めのポテトチップスのサクサクさと見た目の可愛らしさが特徴です。
Udang Kuah Nanair ウダン クア ナヘア。
甘くてすっぱ辛いトムヤムクンのようなスープ。Udang=海老が入ってます。
Ayam Buah Keluak アヤム ブア クルア。
プラナカン料理を食べる機会があれば忘れずに食べてほしい料理です。Ayam=鶏、Buah=まぜる、Keluak=Kepayang ケパヤングと呼ばれるインドネシアやマレーシアで生える高木の実でブラックナッツと呼ばれています。つまりは鶏とブラックナッツの煮込み。このブラックナッツは固い殻に包まれていて、この実自体は有毒。洗って、茹でた後、毒を取り除くために灰とバナナの葉と土の中に40日間埋めて、殻の中の実を取りだして、他調味料と一緒につぶして、それを再び殻の中に戻す。気が遠くなるような手間暇をかけて調理用に加工することで、香り高くねっとりとした調味料食材となります。アヤム ブア クルアは、味を表現するのが難しい…。今までに食べたことがないような衝撃的な味わいでした。ブラックナッツといってもとてもよく煮込んであるので、柔らかい食感で、質のよいチョコレートを食べているかのようにとにかく濃厚で心地よい苦みも感じる奥深い味わい。甘さも酸っぱさも辛さも兼ね備えているのですが、そんな簡単に表現できる味わいではない。とにかくとにかく奥深い。
Kueh Tair パイナップルタルトとChendol チェンドル。
お店の雰囲気もお料理もサービスもとても温かみのあるプラナカンレストランです。
≪店舗情報≫
47/49 Armenian Street, Singapore 179937