シンガポールホーカーマニア|新嘉坡熟食中心狂

実食済!シンガポールローカルフードについて語ります。

■はじめに| Introduction■ 2012年。シンガポールの事を右も左も分からないまま、会社のボスの金魚のフンのように仕事半分、観光半分の軽い気持ちでついていったのが私のはじめてのシンガポールへの訪問でした。 その時、私が夢中になったのは、海外進出コンサルティング会社としてのスキーム構築のイロハでもなく、英語を駆使して難しい交渉をまとめていくボスの突破力でもなく、シンガポールという国の亜熱帯の空気感と開放感、その国で生きる多国籍の住人が織りなす熱気、そしてその多国籍が混じり合って創出されたシンガポール料理の数々でした。 今でも海南鶏飯をはじめて食べた時のことを思い出します。目の前で丸鶏がさばかれるライブ感、鶏肉のしっとりとした柔らかさ、芳醇なライスの香りと味わい、ソースとチキンとの抜群の相性… その後、シンガポール出張の度にボスの目を盗んでは、海南鶏飯を食し、そこからチリクラブ・ペッパークラブ、ラクサ、バクテー、プラウンミー、ワンタンミー、潮州フィッシュボール、ロティプラタ等々、中華系・インド系・マレー系といった数々のシンガポールの料理に魅せられていきました。(1日10食はざら!) 当時まだまだ日本でのシンガポール料理への認知度と評価は低く、シンガポール料理=知らない。が大多数であり、シンガポール料理=不味い と言われることもしばしば… それならば、「シンガポール本場の味を日本へ!」 この想いから2年程のシンガポール本国との対話を経て、2015年夏。初の海南鶏飯ブランド「威南記海南鶏飯|ウィーナムキーハイナンチーファン」を日本へ開店させることができました。ありがたいことに、開店当初からメディア媒体にも多数取り上げて頂き、東京ではシンガポール料理の店もあちらこちらで見かけるようになりました。 しかし、シンガポール料理は海南鶏飯だけではありません。まだまだ日本人に知られていない美味しい料理が息を潜めています。 はじめてシンガポールへ訪問してから6年。多くのシンガポール人との出会いがあり、シンガポールレストランブランドオーナーとの出会いがありました。 日本人ではなく、シンガポール人、シンガポールで飲食を生業とするレストランオーナーやコンサルタントに紹介してもらったお店などディープなシンガポールグルメの情報を発信して、シンガポールへ行かれる際の情報としてご活用頂ければなと思っています。 ■プロフィール|Profile■ Ray Miura | シンガポールフードプロデューサー F&B上場企業役員、コンサルティング会社を経て、出張で訪れたシンガポールの奥深い食文化に魅せられ、2013年シンガポールフードビジネスの店舗展開コンサルティングを行うFT Consultingの日本法人の設立に参加。  2015年夏には、シンガポールチキンライスブランドの有名店である「威南記海南鶏飯|ウィーナムキーハイナンチーファン」の日本展開をプロデュースし、株式会社Wee Nam Kee JAPAN Directorに就任。 現在もシンガポールのホーカー料理を食べ歩き、バクテー、ラクサなど多くのシンガポールフードの日本展開を企てている。
プロフィール
id:lioncity
ブログ投稿数
14 記事
ブログ投稿日数
13 日
読者