シンガポールホーカーマニア|新嘉坡熟食中心狂

実食済!シンガポールローカルフードについて語ります。

■ 日清の本気「ブラックペッパークラブヌードル」

■日清カップヌードル「ブラックペッパークラブ」

食べよう食べようと思って、未食だったカップヌードル エスニックシリーズのブラックペッパークラブを立寄ったコンビニで見つけました!

何年も前にトムヤムクンヌードルにどはまりして、毎日のように食べていた私にとって、このシリーズ、期待に胸膨らみます。日清さん、海外現地法人協力の元、商品開発しているという事で毎回商品力の高さに脱帽です。

www.nissin.com

ブラックペッパークラブとは、料理名の通り黒胡椒とカニを炒めたスパイシーで刺激的な料理。味付にはその他ダークソイソース、バター、にんにく、唐辛子なども使います。カニは、活きたマッドグラブを使用するのが定番。

知人のシンガポール人に聞いた豆知識によると、元々ブラックペッパークラブは白くホワイトペッパーを使っていたらしい。マレーにこの料理を持っていったら、ダークソイソース&ペッパーを合わせ味が濃くなって、再度シンガポールに戻ってきたとのこと。

シンガポールの人気料理チリクラブの影に隠れてそこまでフォーカスされない料理ではあるのですが、隠れファンが多い料理。チリクラブよりもブラックペッパークラブのほうが好きという方多いです。私もその1人。チリクラブって食べ進んでいくうちに飽きてくるんですよ。でもブラックペッパークラブはずっと食べていられる。

f:id:lioncity:20180423223838j:plain

f:id:lioncity:20180423223928j:plain

お決まりのお湯を入れて3分経った後、後入れでこのブラックペッパークラブオイルを入れます。黄色がかった透明なオイルです。バター風味。

f:id:lioncity:20180423224015j:plain

第一印象は「味が薄い?日清さん今回失敗?」と思いきや、かき混ぜが足りないという私の痛恨のミスでした。食べる前によくよくかき混ぜてください!食べ進めていくうちに、グレービーなブラックペッパーソースがきいてくる、きいてくる。食べているとちょっと汗ばむ位にきいてくる。

カニはシーフッドカップヌードルと同じカニカマだけど、グレービーなブラックペッパーソースはまさに現地の味といっていいでしょう。大多数の日本人の好みに合わせた「ブラックペッパークラブ風」でもなく、「シンガポール風」でもない。この時代に、何者にも恐れることなくスパイシーかつ刺激的な黒胡椒の味を貫き通した作品。今回も「日清さん、ありがとう。」と言いたい。終売を恐れているので、ブラックペッパークラブ買貯めしておきます。

■現地シンガポールでブラックペッパークラブを食べるならココ!

でもね、現地のブラックペッパークラブはさらに美味しいです!

チリクラブと同様、ブラックペッパークラブも活きたマッドクラブを使った料理のため、お値段が安い料理ではありません。大体「時価」と書かれているので、オーダーの前にカニの種類とサイズを事前に確認しましょう。相場感でいくとマッドクラブの場合、1kg 50-90S$で正直お店でお値段幅ありというところ。観光本に掲載されているレストランは観光客向けのロケーションが良いレストランも多いので、お値段はお高め。今回は、ただただコスパ良く美味しいブラックペッパークラブと向き合いたい方へおすすめのお店。 

まず1件目は、First Grade Seafood Restaurant。なんの飾り気もない昔の海の家のような黄色い机と椅子に座り、ただただブラックペッパークラブを食べるならココ。

f:id:lioncity:20180423234235j:plain

f:id:lioncity:20180423234110j:plain

黒胡椒の刺激もそこそこに、コクとカニの旨みが強くでていて、食べている最中はその美味さに終始無言が続く。他のお客さんも100%このブラックペッパークラブを食べている。カニばさみなどもないので、手と箸で上手に食べないといけない。

f:id:lioncity:20180423234122j:plain

f:id:lioncity:20180423234212j:plain

ブラックペッパークラブの他には、野菜炒めと魚のすり身の揚物マヨネーズ掛け+炒飯で十分。「食べにくい」という唯一弱点を持つこの料理と格闘してほしい。

≪店舗情報≫ 

First Grade Seafood Restaurant ファーストグレード シーフードレストラン

247 Joo Chiat Place,Singapore 427932

2件目は、Kim's Place Seafood。初代がホッケンミー専門店で財を築き、「ロレックスおじさん」としてロレックスの時計をしながらホッケンミーを作っていたあの”伝説”のホッケンミーマスターの息子さんのお店。看板の絵もロレックスをしています。

f:id:lioncity:20180423234359j:plain

f:id:lioncity:20180423234406j:plain

f:id:lioncity:20180423234257j:plain

f:id:lioncity:20180423234310j:plain

オーナー曰く、うちのお店は炒めないで、ソースかけてオーブンに入れてるんだよと。黒胡椒がスパイシーで刺激的なのは他のお店と変わらないのだけれども、ここのソースはスパイシーなだけではなく濃厚で胡椒だけではない旨みの奥深さを感じます。うちは観光本にのっているレストランよりも鮮度抜群で同サイズのカニが20%位は安いと思うよ!とのこと。

f:id:lioncity:20180423234326j:plain

他の料理もオーナーのアイディアが光る。Crispy Leaves Hong Kong Kai Lan クリスピーホンコンカイラン。葉の部分が揚げてある。食感がパリパリですごく美味しいのだけど、歯に全部ついてしまうのが難点。

f:id:lioncity:20180423234340j:plain

Crispy Fish Skin with Salted Egg クリスピーフィッシュスキンの塩卵炒め。これはお酒のおつまみに完璧。塩卵の甘じょっぱい味もそそります。

f:id:lioncity:20180423234802j:plain

あの「ロレックスおじさん」”伝説”のホッケンミー。他の料理が抜群に美味しかったこともあって、そこまでホッケンミーには感動せず。
≪店舗情報≫ 

Kim's Place Seafood キムズプレイスシーフード

43 Joo Chiat Pl,Singapore 427761