シンガポールホーカーマニア|新嘉坡熟食中心狂

実食済!シンガポールローカルフードについて語ります。

■映画公開まもなく!肉骨茶|バクテー人気店5選■

■肉骨茶|バクテーの話■
シンガポールでは海南鶏飯やラクサと肩を並べるメジャーなローカルフード肉骨茶|バクテー。日本では90%位の人が知らなのではないかと思う位、まだまだ認知度がない。豚あばら肉などを漢方薬に用いるスパイスで煮込んだ料理。

ここ数年の間に東京ではシンガポール料理のお店も増え、メディアにもちょっとずつ取り上げられてきた肉骨茶|バクテー。2018年に公開される松田聖子さん・斎藤工さん主演映画『ラーメンテー』にも後押しされ、2018年、肉骨茶|バクテーがブームの兆し!?

写真家レスリー・キーと映画監督エリック・クーがタッグ!映画『ラーメンテー』2018年春公開決定~主演は松田聖子&斎藤工

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シンガポールバクテーの有名店■
シンガポールでは、油モノや辛い系の食事が多くなるので、何日か経つと胃やお腹の調子が悪くなる日本人、結構多いです。そんな時に絶対食べてほしいのがバクテー。漢方や胡椒がきいてスパイシーなんですが、なんかちょっと懐かしくなるような、ほっとするような味で、バクテーで心身共にデトックスされる感じがします。

個人的見解を踏まえて現地で食べ歩いたシンガポールバクテーの有名店を紹介します。シンガポールに行った際には、ぜひ好みに合ったお気に入りのバクテー屋さんを見つけてください!人気店なのでとても混雑してます!どのお店もメインのリブで1人前9S$-12S$。(750円-1000円)他のシンガポールローカルフードと比較すると、ちょっとお高めですが、一度食べる価値あり。

■有名店5選の個人的見解■
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≪店舗情報≫
Song Fa Bak Kut Teh 松發肉骨茶 The Centrepoint
176 Orchard Rd #02-29/30, singapore 238843
≪補足情報≫

  • ミシュラン|ビブグルマン獲得店
  • 6店舗あるので使い勝手がいい。


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≪店舗情報≫
Founder Bak Kut Teh 発起人肉骨茶餐館 (Hotel Boss)
500 Jalan Sultan, Hotel Boss,#01-09, Singapore 199020
≪補足情報≫

  • シンガポールバクテー発祥のブランドと言われている。
  • 昔ながらのお店を満喫したいならバレスティアの本店へ。私には誰一人として分からない有名人の写真が圧巻。


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≪店舗情報≫
Ng Ah Sio Bak Kut Teh 黄亜細肉骨茶餐室 Rangoon Road
208 Rangoon Road, Hong Building, Singapore 218453
≪補足情報≫

  • どう発音したらいいかよく分からない綴りは、ン アーシオ(発音的にはンガーシオ)と読む
  • スパイシーレベル高め!
  • テーブルの横でシュンシュンやかんのお湯が沸くので、お茶を無限に飲みたくなる。


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≪店舗情報≫
Lau Ah Tee Bak Kut Teh 老亜弟肉骨茶
Blk 34, Whampoa West, #01-67, Singapore 330034
≪補足情報≫

  • 内装など洗練されていないところが、逆に昔ながらでいい。この赤い椅子にむしろ座りたいとさえ思う。


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≪店舗情報≫
Tuan Yuan Pork Ribs Soup - Bak Kut Teh 团缘肉骨茶
127 Kim Tian Road, #01-01, Singapore 160127
≪補足情報≫

  • 胡椒の強弱を選べるのがいい。
  • 半個室なテーブルもあって色々な食事用途に使える。            
  • オーナーのフランキーは、バクテーを語りだすと止まらない。


■肉骨茶|バクテーって何?■
色々文献あたりましたが、この食べ物の歴史はここから始まった模様。

 

マレーシアがまだ英国の植民地であった頃、中国本土よりやってきた中国人(福建人)が故郷の料理に習って作り出したのが発祥である。彼らは主に港で苦力として働いていたが、重労働の彼らにとって安くて良い栄養補給源になった。低賃金の苦力は解体した後に残った「削ぎ落しきれなかった肉片がついた骨」を利用したため、それが「肉骨」の名の由来と言われている。(Wikipedia


肉骨茶|バクテーは、ハーバル(漢方)が強く、中国醤油で煮込んで色が茶褐色を帯びているマレー(シア)バクテーとスパイシー(胡椒)が強く刺激的で白濁としているシンガポールバクテーの2つに区分される。マレーバクテーは土鍋でグツグツいっているのも特徴。二日酔いの時とかは、ハーバルが強いマレーバクテーをごくごく飲みたい。


マレーバクテー
その作り方は、豚の骨と殻付にんにくを煮込んでそれぞれお店独自で調合した漢方材料や胡椒でスープを作ったかなり手間がかかった料理。(キッチン見せてもらったこともあるのですが、豚の骨を何度も煮込んでて、ほんっとに手間かかってる…)

具は、リブが主ですが、スライス、レバーなどの内臓系や肉団子まで自分で選べる。でもリブがおすすめ。小皿に赤唐辛子にダークソイソースを入れて、肉につけながら、手掴みで肉をガシガシ食らってほしい。しかもどのお店も無料でスープの追い足ししてくれるので、どんどん追いスープしてもらってください!油条(揚パン)をひたして、もしくはミースア(そうめん)と一緒に食べるのがおすすめです!

あ―。シンガポールで肉骨茶|バクテー飲みたい。